皆さんこんにちは。どうも。
今回は、人を変えるのが難しい理由ということをお話ししていきます。
1. 変わらない方が楽だから。
人は(既存の習慣など)今までのことを変えるのは多くの労力やリスクを伴うため、変わらない方が楽なんですよね。
で、楽な方に流されるのが人間なので、なかなか変わらないんだと思います。
例えば、医者が、患者に甘いものはやめた方がいいですよとか、夜10時以降は食べない方がいいですよとか、生活習慣を正した方がいいですよとか、もう少しダイエットした方がいいですよとか、飲酒やタバコは止めたほうがいいですよ・・とか色々とアドバイスをすると思いますが、今までの何かを変えるように言ってもなかなか実行してくれない・・と言ってる医者は結構いるんですよね。
とある精神科医は、親族の引きこもりで困っている人から相談されて、その引きこもりの人に、毎日30分以上は無理してでも外に出た方がいいとか、リハビリのために買い物に行った方がいいとか言っても実行してくれないと嘆いていましたね。
つまり、医者が言ってることは正しいと思うんですけど、理屈では正しくても実践しないんですよね。人間は。
それは、恐らく「変わらない方が楽だから」だと思うんです(意志が弱いのもあると思いますが・・)。
つまり、よっぽど強い意志で、(苦労してでも)絶対に変わるぞ・・って思わせない限り、相手を変えるのは難しいと思うんです。
後は、利口じゃないのもありますよね。
つまり、現状何かで困ってるから医者に来てるのに、医者が言ってることを実践しようともしないのであれば、ぶっちゃけ来る意味無いですよね(医者が、メタボのままでいいとか、引きこもりのままでいいとか言うわけ無いじゃないですか・・)。
要は、言われたとおりに変えれば改善する可能性があるのに、変えようともしない(やろうともしない、努力もしない)のは利口じゃないですよね。
後は、リスクを冒したくないというのも、人が変わりたくない理由だと思うんですよね。
例えば、ありがちなのが、会社を辞めたくても辞められないでいる人とか。
これだって、辞めたらどうなるか分からない・・というリスクを冒して辞める(現状を変える)のであれば、現状が多少つらくても、我慢していた方が安全だと思うんでしょうね。
2. 人には理屈では説明できない感情的なものがあるから(論理的ではないから)。
・好き、嫌い、嫌だ・・などの感情論
・コロナのワクチンを打つのがなんか怖い
・福島の海産物がなんか怖い
要は科学的根拠に基づいて言われていることでさえも、なんか不安だ・・とか、なんか嫌だ・・とか、なんか怖い・・と言った感情論を優先させる人がいるので、そういう人を説得する(変える)のは難しいんだと思うんです。
ホリエモンが呆れてましたけどね・・
後は、変われ・・って言われると余計変わりたくない(意固地)みたいな、感情的な反発ですね。
勉強しようと思ってる時に、親から勉強しなさい・・と言われると、したくなくなる・・みたいな。
要は、正しいことを言われても、人から指図されるとやりたくなくなる・・みたいな感情論です。
これは自律性の侵害に対する反発とも言われていますが、感情論なので、正しいことは人から指図されようとされまいと実践した方がいいと思うんですけどね。
人間は起きた出来事(単なる出来事)に感情を結び付けちゃうからスマートじゃないんですよね。無駄が多くなったり・・
3. 人は欲求に勝てるほど強くないから。
仏教的に人間の性質で良くないもの・克服すべきものとされているのが三毒です。
三毒とは、貪欲(欲求)・怒り・無知です。
この中でも、特に欲求や怒りは人間を思わぬ方向に突き動かしますよね。
つまり、本来やらない方がいいことをしてしまったり、やるべきことができなかったり。
つまり、欲求や怒りに身を任せていたら、人は合理的に(スマートに)行動できなくて無駄が多くなります。
無駄が多くなるばかりか、他人にも迷惑を掛けてしまいますし、自分も苦しみますからね。
これだけで済めばいいのですが、エスカレートすれば犯罪につながることもあります。
なので、この欲求や怒りを抑えることができれば、いい意味で変わることができると思うんですけどね。
まあ、仏教的にはこれが悟りを開くという意味なんでしょう・・
はい。以上、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。