斎藤一人さんの言葉について(欲と自我)

皆さんこんにちは。どうも。

今回は、斎藤一人さんの言葉(欲と自我)についてお話ししていきます。

  • 欲を無くしてはいけないけど、自我を無くせ?

斎藤一人さんは、無欲の奴はやる気も無いので、会社にいると会社がだめになる・・とか、出世欲だって、性欲だって無くすな・・とか言っていましたが、皆さんは欲と自我の違いって分かりますかね?

調べてみると、欲とは

不足、不満を満たしたいと願う

欲(コトバンク)

とあります。

一方で、自我とは、

自分の存在や思想に対し執着する心

自我とは?

とあります。

つまり、欲は、現状嫌だな・・とか、不満だな・・と思うことを解消したいと思うことで、自我は自分は物事に対してこう思うという価値観や、自分の中の原理原則だったりするので、欲と自我は違いますよね。

ただ、(当たり前ですが)欲というのは時代のニーズの変化に合わせて変わるものだと思うんです。

というのは、不足や不満なことも時代と共に変わるからなんですよね(全てではないですが)。

例えば、斎藤一人さんの言う出世欲や恋人が欲しいという欲。

今の時代、正直頑張って出世なんてするよりも、会社では適当に基本給貰いながら、副業で稼いだ方が良かったり・・

そもそも会社(労働)に縛られるよりも自由が良いので、フリーランスを目指したり。

(もちろん全員ができる訳ではないと思いますが)昔よりもそういうことがし易い時代にはなっていますよね。

つまり、生き方の選択肢が増えたというか・・

なので、正直、昔みたいに大手企業で正社員という肩書き(1社に骨をうずめること)があまり魅力的ではないと私個人的にも思ってるんですよね。

学生の時は私も大手で正社員を目指していましたが、社会人経験を積み、色んな立場の人を見ていると、大手で正社員は大変そうだな・・って思うんですよね(苦労多そうで・・)。

後、学生時代は「なぜ大手で正社員がいいのか?本当にいいのか?」っていうことをあまり深く考えていませんでした。

私の周りの多くの人が大手で正社員を目指していたので、(特にやりたいことがあった訳ではなかったけど)自分も・・みたいな感じでした(多くの人は給料が良さそうとか、安定してそうとかそんな理由では?)。

大手じゃなくても、1社に長くいて、出世したり・・も大変そうじゃないですか。

なので、ぶっちゃけ(日本の)正社員があまり魅力的ではないな・・と(世間体はいいと思いますが)。

恋人も昔みたいに、ネットやSNSが無い時代は、デートが唯一の楽しみだったりしたと思いますが、今はyoutubeもあればfacebookもあるので、そもそも直接会ってデートする必要が(昔よりは)無くなってきている気がします。

だって、youtube見てれば楽しいし、facebookで誰とでも簡単に繋がれたりするじゃないですか。

つまり、最悪誰にも会わなくても満たされちゃうんですよね。

なので、頑張って出世したり、彼氏や彼女を作ったり、結婚したりして、さらにそれらを維持する努力や苦労と、出世や交際や結婚をしないで適当に楽しく、楽に生きていくことを天秤にかけた時に、後者の方が良かったりしますよね。

なので、こういう自分になりたい・・とか、現状不満だな・・とか思うことが(時代の変化やテクノロジーの進歩と共に)変わってきているんですよね。

これは当たり前で、例えばもっと分かりやすい例を挙げると、戦後の日本ではテレビや冷蔵庫や洗濯機のニーズがかなり高かったと思いますが、今はそれらを欲しいと思ってる人はいないと思うので(どこでも安く買えるので)、明らかにニーズが変わってきています。

ただ、人間であるということは今も昔も変わらないので、欲が全くない人はいませんよね。

しかし、日本では未婚化が進み、出生率も下がっているので、今後少子高齢化はさらに進むと思います。

多分ですが・・今の人(特に若い人)は何かを代償(努力や苦労)を払ってまでやり遂げたいとは思わないんでしょうね。

なので、斎藤一人さんの言う通りで、欲が無くなっているんですよね。

正確に言えば、欲の種類が根本的に変わってきているというか・・

  • 人様(世間)に喜ばれることをやれ

斎藤一人さんは、仕事では人から金貰ってるんだから、人のために動くのは当然だし、趣味でも「人様(世間)に喜ばれることをやれ」と言っていました。

こうすることで、世間と天を味方につけることができ、人生が上手くいくそうです(逆に、世間と天を敵に回すと人生は上手くいかないみたいです)。

よく仕事で、自分のやり方はこうだ・・とか、振られた仕事に対して、自分が思い描くこととは何か違う・・とか思うことは自我であり、人からお金を貰いながら自我を満たすなんてとんでもない・・と。

人からお金を貰うことの対価として、その人の希望通りに動くことが仕事であるということなんですよね。

なので、仕事では、自我を無くさないといけないみたいです。

これは正にその通りだと思うんです(ていうかこれ昔から変わらんよな・・)。

ただ、(仕事であっても)どうしてもやりたくないこともありますよね。

なので、斎藤一人さんの言うように、「欲は無くすな」はこういうことにも当てはまるのか?が疑問ですよね。

つまり、どうしてもやりたくないこと(=やりたくないという欲)だけど、そういうのを維持したまま無理に仕事を続けるのも、正直つらいですよね。

なので、自我を無くすことと、欲を無くさないことは同時に実現するのって結構難しいですよね。

まあ、斎藤一人さんは「諦めるの話」や「苦労してはいけない」ということも言っていたので、どうしようもないこと(仕事がつらいこと)を諦めるのか?それとも、仕事がつらいので辞める(苦労しない)のか?ですかね?

はい。以上、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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